Compositor: Shizen No Teki-p Jin
にじんだかえりみちしゃようにないだほどう
おもむろにほちょうをはやめて
おくれないようにまどわないように
しぜんにそまって
またながされてはなれていく
みえなくなっていく
うかんだはちがつにまつりはやしのおと
るりいろにかすんださかみち
わすれないようにこぼさないように
たよりないきおくがずっとまたいている
いまになっておもいだすんだ
きみのうたったおとながきらいなうたを
あおいかげわらいこえせつなさもぜんぶ
なつがれたままでこころにのこった
あわいみらいのいろもまだわからない
あのひからぼくらはおとなぶったままだ
せみしぐれおいかけいくすいたきょうも
おもいおもいのいろをさがしてた“きのう”も
とおりすぎていくよゆうやけそらといっしょに
かわらないようにはなさないように
むすんだてがすっととけて
おわったはちがつにふたつかげのもよう
おぼつかないきおくにずっとたたずんでいる
うるんだめもかわかさないまま
きみはわらったさよならってさびしそうに
かたかげりとおりあめいえなかったおもいを
つまらないことばでこころにかくした
にしあかりのいろがまだよみがえる
からまわりのぼくらはすれちがったままだ
にがいわらいくりかえししりすぎたきょうを
おもいおもいのじゅつであしたにたくして
とおりすぎていくのかなかんちがいといっしょに
げげふきいのねいろ
あけびせんろえんよう
むせかえるような、いろめいていくような
まだぼくはきっとおとなぶったままで
かすれないきもちをかかえたままで
せいらんのおとがおとなしくなって
ゆうすずみのうたなつかしくなって
あおいかげわらいこえさよならのきせつは
くりかえすうちにとおいかこになって
とどかないところへはるかとおのく
のこされたぼくらはかわらないから、ああ
いそぎあしのかえりみちもしんきろうになって
まぶしくってないてたあのひにもどって
とうまわりをしようきのうのぼくといっしょに